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電気料金の仕組みを知ろう

らび金融

電力料金も最近上がったりして、注目度があがっているよね。でも電力料金って実はよく分かっていない人も多いのでは!?今日はそんな電力について解説します。

目次

電気料金の構成

電力料金の一言で言っても、実は大きく以下の4項目から構成されています。

電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 + 燃料費調整額 + 再エネ賦課金

基本料金

基本料金は、契約アンペア数や契約電力に基づいて決まる固定費用です。例えば、60アンペアの契約の場合、基本料金は一定額に設定されます。この料金は、電力会社が安定した電力供給を維持するための設備投資や運営コストをカバーするために設定されています。

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大体の家庭では30A~40Aとかかな

電力量料金

力量料金は、実際に使用した電力量(kWh)に応じて計算される変動費用です。多くの電力会社では、使用量に応じて3段階の料金体系を採用しています。例えば:

  1. 最初の120kWhまで:20.85円/kWh
  2. 120kWhを超え300kWhまで:24.77円/kWh
  3. 300kWhを超える分:25.92円/kWh

このような段階制料金は、節電を促進し、大量消費を抑制する効果があります。

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これが一番イメージしやすい電気料金(正確には電力量料金)

燃料費調整額

燃料費調整額は、発電に使用する燃料(原油、LNG、石炭)の価格変動を電気料金に反映させるための仕組みです。燃料価格が上昇すると電気料金に加算され、下落すると差し引かれます。この制度により、燃料価格の変動を迅速に料金に反映させ、電力会社の経営効率化の成果を明確にすることができます。

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一時期話題になったね。上限が撤廃とか。

再エネ賦課金:再生可能エネルギー発電促進賦課金

再エネ賦課金は、再生可能エネルギー(太陽光、風力など)の普及を促進するための費用を、電気の使用者全員で負担する制度です。この賦課金は、再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社が固定価格で買い取るための費用を賄うために設けられました。

再エネ賦課金は以下の式で計算されます。

再エネ賦課金 = 再エネ賦課金単価 × 使用電力量

賦課金単価は毎年見直され、2024年度は3.49円/kWhとなっています。

2024年度3.49円/kWh
2023年度1.40円/kWh
2022年度3.45円/kWh
2021年度3.36円/kWh
2020年度2.98円/kWh
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電気料金値上げ!!って報道されることが多いけど、国で決められるから、実は電力会社は全く関係ないんよな。

規制料金と自由料金の主な違い

項目規制料金自由料金
法的制限あり(認可必要)なし
燃料費調整額上限あり上限なし
価格変動リスク低い高い
選択肢限定的多様
消費者保護高い低い(自己責任で選択)
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安定性を重視する人や、大幅な値上げリスクを避けたい人には「規制料金」がいいかな。いわゆる、”従量電灯”っていうやつね。

ちなみに、従量電灯を契約できるのはお住まいの地域の電力会社(東京電力とか中部電力とか)だけね。東京に住んでる人が関西電力と契約できるけど、それは自由料金になるからね。

まとめ

電力料金って実は結構複雑です。今回は基本的なことを載せましたが、自由料金が誕生したおかげで、さまざまな料金体系が出来上がっています(市場連動型プランとかね)。

何も知らずに契約してしまうと、大損こいてしまう可能性もあるので、少しでも理解してもらえればと思います。

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携帯の料金のほうが最近は分かりやすい!!!

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この記事を書いた人

お得情報のまとめをX/ブログで発信。
年収減少の転職を機にお得活動に没頭。
社畜で培ったパワポスキルで、様々なお得・キャンペーン情報を図解することが得意。

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